滋賀県がん患者連絡協議会

 近畿がん政策サミット2016

滋賀県トピックス紹介

「滋賀再発乳がんカンファレンス」設置に向けて

公立甲賀病院 院長代行 沖野 孝 先生

講演資料 講演動画


okino-01まず、突発からこのようなデータから行きますね。私、がん情報滋賀というところを是非覚えて下さい。ここにいろんな情報が流れてます。おとといの会議でも言いました。
ここからですね、滋賀県のがん統計というところクリックすると、グラフにずっとこういうデータ、出るんですね。滋賀県のがん患者さん、2005年から2013年まで、少し増えてきてまして、大体3500人位が毎年がんの患者さんになる。
その内ですね、乳がんの患者さんは、全国統計はまだまだ増えてるんですけども、大体640人位。こういうふうなデータがでております。
それでですね、そのお亡くなりになる方なんですけども、大体年間100人位、で、これ全国統計とほぼ一緒でして、全国統計、今乳がんの患者さん年間8万人超えております。
で、お亡くなりになる方が、大体1万3千人から4千人位。ということで、大体6人に1人位がお亡くなりになるんですけども、もう少し良くなってくるだろうと。それから乳がん5年生存率っていうのも実はこういう風にグラフで図示しようと思ったらできます。みんな90%超えてますのでね。ご安心下さいね。
はい、そしたら、転移再発乳がんですけども、乳がん診療ガイドラインはですね、書いてある去年出たうち、局所再発を除いて治癒は困難である、化学診療を行った後10年生存は5%程度である…しかしながら治療法の進歩により生存期間が徐々に延長してきた。これ、まだ去年のガイドラインにこんなこと書いてあるんですが、すごく良くなってきました。で、今年になって、スレッジ先生という先生がですね、転移乳がんでは少数ながら長期間の無病生存をする方があって、これらは転移があっても治癒する可能性を示していると。もう、私の声が聞こえたような論文書いてくれたんですね。
で、実際にですね、全国のがん診協の乳がんの10年生存率って、この間若尾先生来られて、5年より10年ちょっと悪くなるんですよって話されてますけども、ここ注目して下さい。
ステージ4、ステージ4っていうのは転移、遠隔転移のある方なんです。10年経った15.6%、初めて信頼できるデータが出たんですね。で、他のですね論文によると、10年生存率25%~30%と、まあ、そういう報告もありまして、どんどんどんどん成績良くなって来た。
で、我々はですね、滋賀県の前に京都乳がん研究ネットワークってところに所属しておりまして、京大の戸井先生が、それまでNPO法人だったんですが、昨年一般社団法人でもっと広く活動できるように、ということで、組織を立ち換えました。質の高い討議です。ですから再発も、そういう方も全て含めてみんなのコンセンサスを得られるために討議をする。で、グループとしてまとまった仕事を行って発信すること。
で、年3回レギュラー、来週は国際会議が開かれまして、世界中からいろんな方来られて会議開くやつ。滋賀県からはですね、山内先生と市立長浜の東出俊一先生、それから幹事として阿部先生と私が参加しております。そしてですね、こういう内容をいろいろやっておるんですけど細かいことはよろしいんですけども、そこで、いろんなことが討議されてるということをぜひお知りおき頂きたいと思っております。
したら、滋賀県独自ですね、去年乳がんの会議開かれまして300人の方が来られまして、菊井さんから是非ともこれをして下さいということを言われましたので。滋賀県内の乳腺疾患を扱う医師を対象に、再発治療に関する相談と講演を予定しています。5月27日、一応ドクターだけです。
で、関西医大の杉江先生に講演に来て頂いて、私がちょっといろいろ相談する症例を出すつもりにしておりますけども。これもですね、情報共有して相談できる。だけど乳腺疾患を扱う医者って、実はあんまり多くありませんので、わざわざ会議開かんでも、みんな普段顔合して相談してますので、その点ご安心下さい。
で、最後のメッセージです。私、30年前、腫瘍外科研究室っていうのを立ち上げたんですけども、その時からですね、転移があっても再発しても治療を目指す。治癒を目指す。で、再発してから10年以上経った方、私何人かいらっしゃるんですけども、その内の中には、現役でバリバリ仕事してらっしゃる方もいますので、あきらめずにみんなで治しましょう。
ただし、無理したらだめです。木を見て森を見ずですね。臓器を見て体を見ず。病を見て人を見ず。では、いわゆるがん難民になりますので、そこも十分ご理解頂いて、今後とも治療に当たりたいと思っております。

以上です。どうもご清聴ありがとうございました。