2021年8月1日より当ページにて実施しております「コロナ禍のがん医療について、滋賀県のがん患者の声、がん医療に関する県民、関係者の声アンケート」について、8月1日~10月16日の期間でお寄せいただいた声、104件を取りまとめました。
期間中に声をお寄せいただいた皆様、ありがとうございます。コロナ禍で困ったこと、悲しかったこと、うれしかったこと、ありがたかったこと、多くの声をお寄せいただきました。お寄せいただいた声はすべて三日月大造滋賀県知事に10月22日にお届けし、コロナ禍においてもがん患者の気持ち、県民、医療者の気持ちにそったがん対策、少しでも安心した状況でがん医療を受けられるよう要望いたしました。
当アンケートについては当面、継続して受け付け、適時、滋賀県の行政や医療関係者に届けていきますので、みなさんの声をお寄せください。
県にお届けした声は下のファイルをごらんください。
お寄せいただいた声の一部を紹介します。
<<コロナ禍のがん医療アンケート 抜粋>>
病院にも行きづらかったり、がん患者サロンも開催出来ず、人と話す機会が極端に減ってしまい、ストレスを内に溜め込みやすくなった。
がん患者本人 滋賀県に住んでいる 50歳代 女性
入院中に面会ができなかったこと。どんな状態なのか、先生方が教えて下さったものの、顔を見て知ることができないのは辛かったです。
がん患者の家族 滋賀県に住んでいる 50歳代 男性
コロナ禍中での手術治療の病院入院中でもあり、病院システムにもよるのでしょうが、病棟内のみでの移動制限等があり、面会制限がある中で日々の病気養生に対する気持ちが萎えることには、忙しい中での看護師さんの心温まる配慮があり有り難かった。今は退院して普段の生活をしています。
がん患者本人 滋賀県に住んでいる 70歳代 男性
看護師です。コロナ病棟ではないが、面会の制限によって、ターミナルの患者にたくさんの面会者が来れなくなった。家族のみ、時間制限あり、の寂しい見取りが増えた。私なら友人にもあいたいし、子供や孫にもずっと会っていたい。オンラインで繋いでください、と家族さんは言うが、ほとんどの病院はWi-Fiない上、高齢者にはLINEすら使いこなせない。術後や、ターミナル期は、痛みや倦怠感でスマホも使えない。がん患者の医療処置(胃ろう、腸ろう、在宅点滴、ストマ、麻薬…など)持ち帰りで、病院から在宅へ戻るときは、積極的に家族に指導を行うため来院を促すので、タイミングの遅さは感じない。本人、家族が希望すれば、地域医療のサポートで積極的に在宅へ帰れます。緩和病院に転院する場合は、転院先のコロナ感染、受け入れ閉鎖などで転院できないことも多かったです。
医療関係者 滋賀県に住んでいる 40歳代 女性
ガン治療で父が入院しています。骨転移が全身にあり、治療方法もなく緩和ケアのみで痛み止(麻薬)を毎日大量に使い命をつないでいます。コロナの影響により、家族ですら患者本人に面会もすることが出来ず洗濯物などの着替えを看護師さんに渡すのみ。入院生活の様子を聞けるでもなく、テレビがある憩いの場で顔みることすらできません。患者自身の食事も部屋で無言て食べておわり。看護師さん達との世間話しすらなく看護師業務を淡々とこなし、足早に部屋を出るとのこと。タ-ミナルを迎え、命ある限り人生を全うしようとしているのに日々、痛み、病と戦いながら身も心も壊れている患者自身にしたら、孤独と喪失感、寂しくみじめなことはない悲しい毎日。コロナが憎い
がん患者の家族 滋賀県に住んでいる 40歳代 女性
家族とさえ面会ができなかったことは、とても寂しいし心細かった。しかし、主治医をはじめ看護師さんや看護助手の方など皆さんとても優しく親切にしてくださいました。本当に有り難く思いました。今振り返ると感謝しかありません。今後も、ずっーと通院しなければなりませんが、よろしくお願いします。救急搬送で入院した私ですが、本当にありがとうございました。
がん患者本人 滋賀県に住んでいる 60歳代 女性